dlitの殴り書き

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(アメリカへの)留学で英語はうまくなるか:ちょっとした体験談

 よくある話題で、しかも英語の話で体験談レベルとなるとそれこそ巷にあふれている話だと思いますが。留学するだけで英語が上達するか、っていう話について体験談をちょっとだけ(下記のツイートに触発されました)。
https://twitter.com/oxomckoe/status/557931595990982658
https://twitter.com/oxomckoe/status/557932752910032896
https://twitter.com/oxomckoe/status/557933518613790720
https://twitter.com/oxomckoe/status/557934306614456321
https://twitter.com/oxomckoe/status/557939088091664384
 日本の大学院に在籍中(2007-2008の期間)、1年弱ぐらいvisiting scholarとしてアメリカの大学院にお邪魔していました。
 行っている期間はけっこう留学生活にやられているところもあったりして(その歳で初海外だったんで(短期の旅行も一切なし))、ブログ読むと全然触れてないんですよね。かろうじて下記の記事ぐらい。今思うと記録してないのはもったいない気がしますが…

で、どこにいたかというと最初少しだけボストンにいて、その後はずっとAmherstという街にいたんですけど、「あ、これ色々工夫したら英語全然話せないでも生活はできるなー」ということを強く実感しました。買い物の時とか、全然しゃべらないでもなんとかなりますもんね。
 一方、実際には英語は行くことを計画し始めた頃よりだいぶよくなったと思います。それはなぜかというと、下記のようなタスクをこなしたからでした。

  • 奨学金で定められたTOEFLのスコアをクリア
  • 受け入れ先大学の研究者・事務との交渉・連絡
  • 推薦書の下書き等、各種英文文書の作成
  • ビザを始め、渡米・滞在に関する情報収集(ビザは最初学生ビザで途中で研究(者)ビザに切り替えたのでややこしかった)
  • 授業(内の議論)についていくための勉強、研究会・学会等各種イベントでのやりとり

そもそも院に入っても最初の頃は留学なんてほとんど現実的なものとしては考えてなかったので、自分の英語力のなさには苦労しました。今でも苦労してますけど…
 個人的に留学して良かったのは、「とにかく下手でもアウトプットしないとどうにも始まらない」という環境に常に身を置けたことでした。あと、色んなタイプの英語に実際に接することができたのもよかったですかね。
 ちなみに留学中に一番難しかった(ものとして印象に残っている)タスクは「電話でデリバリーピザの注文」でした。ちゃんと届いた時は感動しましたね。あとコーヒーを買う時とかエレベーターで乗り合わせた時の「ちょっと一言」的なやりとりも難しかった。長い会話や議論なら言い直したり聞き返したりができるんですけど。
 さて、だいぶ関係ない話ばかりしてしまいましたが、僕が「留学で英語はうまくなるか」という問題設定に対して答えるなら*1「留学するだけでは英語はうまくならないけど、留学というプロセスの中に、英語(+関連知識・技術)をのばす機会やきっかけが色々潜んでいる」という感じでしょうか。それをふまえて、自分の経済的事情との相談ですね。ありきたりですみません。
 あと、行く地域や期間・形態、言語によっても色々違うんだと思います。

*1:この問題設定自体がミスリーディング、という言い方もあるかもしれません。