dlitの殴り書き

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尊重してもらいたいなら相手も尊重するべきでは(「大学」と「企業」のはなし)

 下記のツイートを読んで書きたくなったので、「大学」「企業」について最近考えていることを少し。



実学」「教養」辺りは人によって指すものがけっこう違うことがあるので、こういうふうに各人がある程度内容を決めて話をするのは大事なことだと思います。
 この辺りの議論で最近気になっているのは、大学教員とかが「企業の人」をひとくくりに論じているのを見かけること(そういうざっくりした話でも構わない文脈もあるかもしれませんが)。これによって、大学教育や大学での研究に理解のある人まで変に敵に回してしまうことがあるんじゃないかという危惧があります。
 「大学も色々だよ」「国立大学/私立大学って言っても」「研究も基礎から応用まで幅広いよ」「人文系/理工系/自然科学の中にも色々…」というようなことを理解してもらいたい、尊重してもらいたいというのであれば、「企業(の人)」にも色々あるということを尊重する、配慮する必要があるんじゃないでしょうか。これは実は専門の違う研究分野どうしについても感じることがあるんですけどね。
 もちろん、尊重したつもりが誤解を含んでて、とか、色々うまくいかないこともあるでしょうけれど。
 本当は「大学(の人)」「企業(の人)」みたいに分けちゃう(そして対立させる)のも雑な気もするんですけどね。