dlitの殴り書き

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箱根駅伝の関東ローカル性と大学スポーツ

 箱根駅伝の季節になると聞こえてくる話題ですね。
www.nikkansports.com
webの反応を見ていると、箱根駅伝が関東限定の大会であることと選手等の関東への集中を関連付けて考える意見を時々見ます。
 さて、ここから個人的な印象論です。データとかないです。確かにそういう傾向はあるのかもしれませんし、「オープン化(全国の大学から出場可能にする)」の利点はそれ以外にもあるのでしょうけれど、オープン化しても選手等が関東の大学に集中するのは変わらないんじゃないかなあと感じます。
 何回か書いているように私は大学で体育会のテニス部に所属していたのですが、テレビ等のメディアとの関連性という点で見ると箱根駅伝とは比べるべくもないテニスでも、関東の大学にものすごく選手が集中するのですね。なので、関東学連主催の大会なんかは予選からかなりレベル高いです。
 ではどういう大学が上位にいるかというと、たとえば昨年度男子のリーグ戦(関東)の一部は早稲田、慶應、中央、日大、法政、明治、となっています。

私が現役の頃は、他に亜細亜が強かったですね。他にも青学、上武、東海、筑波などが安定して上位のリーグにいるという感じでした。
 どうでしょう。なんか既視感の強いメンツではないでしょうか。ラグビーや野球など、他の大学スポーツではどうでしょうか。こういう大学名を見ていると、大学スポーツそのものと「関東の“良い大学”に行く/行ける」こと自体にある程度の結びつきがあるのではないかという気がします。
 もちろん競技ごとの事情や歴史があるでしょうし、テニスだって私が現役の頃の全国大会では近畿大学が関東の大学を押さえて優勝していたりしたので、箱根駅伝もオープン化するとそういう「勢力図」にけっこうな変化が起きるのかもしれませんけれど。
 ちなみに、なんで関東ローカルの大会を全国に流すんだという話もあるようですが、私の実家がある沖縄では、箱根駅伝をテレビで見ることはできません。