dlitの殴り書き

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役に立つ研究への姿勢とカチンときたらブログを書く話

現代において研究を「知的遊戯」と言われると… - dlitの殴り書き
のエントリについてid:rosechildさんからいただいたブコメにちょっとお返事。ブコメに書き切れなかったので。

『そりゃ反感も買っちゃいますよ』何を一般論を。ご自身はどうなんだろ、とんがってるのかな。
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研究が「役に立つ」かどうかとかそういう

 僕自身はこういう点についてはあまりとんがっていない方だと思っていて、自分の研究がどう「役に立つ」か、社会との接点があるかということはよく考えます。なんでかっていうと僕の研究はだいたいすぐには「役に立つ」ものではないから。記述や分析に没頭してる時は忘れちゃってることも多いですけどね。
 ただ、どうも実際の研究の現場にいると、「役に立つ」かどうかとか応用ということを強く意識しているかどうかと、その研究成果が実際に「役に立つ」かどうかというのはそれほど単純に密接にはつながっていないような気もしています。結果として「役に立つ」ものが出てくるためには、幅広く様々な研究が展開されることが(も)大事なんじゃないかとかぼんやり考えています。そうは言ってもリソースの配分とか色々難しい話はありますが。

「怒り」とブログ

 エントリで取り上げた西日本新聞の記事にはかなりカチンときました。それで、今回のエントリはちょっと自分を落ち着かせる&整理のために書いたというような経緯があります。
 next49さんも述べている通り、

  • 怒りが頂点に達しているときは寝る。

学生がはてなダイアリーを使うときに気をつけるべきこと - 発声練習

興奮状態にある時はあまり(特に何かを批判するような)エントリを書かないというのが王道かと思うのですが、僕は結構書いているうちに落ち着いてくるということがあるので、とりあえず下書きしてみることは多いです。それでやっぱり落ち着かずに途中でやめてしまうこともあれば、書くだけで満足して公開しないこともありますし、まあ大丈夫かなと思ったら書き直して公開することもあります。
 僕のブログを読んで薄々気付いている人は多いと思うのですけれど、エントリを書く最も最初の動機は「怒り」であることが珍しくありません。その怒りと向き合うために書いてるようなところもあるのかも、と最近考えています。というわけで、その文章に隠された(腹)黒いものにあてられないようご注意を。