下記の発言を読んで。この2つのツイートがつながってる話なのか確信は持てないところなんですけど。
世の中の試験のうち大学の定期試験というのは唯一得点が分布しなくても一向に構わない試験なわけで、全員100点でも一向に構わないし、みんなに100点とってもらおうと問題つくってるんだけど、どういうわけかいつも奇麗な正規分布する。しかも平均点が60点の。
— 垣谷 公徳 (@surface_theory) 2015, 1月 26
基礎が役に立たないってのがさっぱりわからない。筋肉トレーニングやら走り込みが無駄になるようなスポーツを思いつかないんだが。
— 垣谷 公徳 (@surface_theory) 2015, 1月 26
スポーツでも、よほどのトップレベルでなければ、基礎をおろそかにしてるプレーヤーってのは競技レベルでも割といると思う。なまじ経験や技術である程度成果が出せるのでおろそかになっちゃったり(まあそういう人はある程度の基礎はできてるって一面もあるかもしれない)。
スポーツでも、ライティングでも、研究の方法論でも感じるのは、基礎の大切さとともに、何が(どこまでが)基礎なのかを把握することと、それを適切に身に付けるためのプロセス・ノウハウを実行するのは結構難しいことが多い、ってことだ。しかもある程度短期間でガッと身に付けられるものでなくて、ステップが多かったり継続的な取り組みが必要だったりすると、続けることの難しさもさらに加わる。おろそかにしたいわけじゃないけど、やり方がわからない(そして今さら聞けない)、という人はけっこういるんじゃないかと思う。
まあだからこそ、何が基礎で、それを身に付けるためのトレーニングはこうで、と授業でやってくれて、さらに達成度をテストではかってももらえるというのは貴重な場だと思うんですけどね。ただ、初心者のうちはその貴重さになかなか気づけない(こともある)というのが悩ましいところ。