そんな大したことではないですし,おそらくすでに指摘され議論もされていることなんだと思うのですが,気になったことについて不明瞭ながら言語化できそうなのでちょっとだけ書いておきます。
下記の記事はいろいろ文献や具体的な参考情報を紹介していて良い記事だと思います。
davitrice.hatenadiary.jp
それで,ヴィーガン (vegan)対フェミニズムという構図そのものがなんとなくもやもやしていたのですけれど,たぶんそれは「フェミニズムを標榜することによって新たな課題が投げかけられる」ところに抱いた違和感なのではないかと。
差別の当事者や人権を侵害されている側がそれを克服しようとするプロセスにおいて(過剰に/不当に)「潔癖さ」や「品行方正であること」を求められてしまう問題についてはよく言及されますし,おそらくその類の話なのではないかと思いますが…
ヴィーガンの思想自体は女性やフェミニズム的主張を掲げる人をことさらにターゲットにするようなことはないのでしょうけれど,今回の発端になったケースでは「フェミニストだから」課題が投げかけられたわけですよね。
そのことそのものがまさに不平等の反映なんじゃないかなあということを思ったのでした。