dlitの殴り書き

言語学とかの殴り書きでないものを読んでみたい方はダイアリーの方(http://d.hatena.ne.jp/dlit/)もどうぞ

kindleで『数学文章作法』をはじめライティング関連がいくつか20%ポイント還元(1/18(木)まで)

 またまた期限直前で気付きました。値引きではなくポイント還元だし20%だしで紹介するかどうか迷ったのですが,良い本がいくつか出ていたのでいちおう書いておきます。

※購入の際は今一度値段・付与されるポイントを確認することをおすすめします。

ライティング関連

 私の日本語ライティングの授業でもおすすめとして紹介する3冊。

レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

レポートの組み立て方 (ちくま学芸文庫)

なぜか『数学文章作法 基礎編』のkindle版だけ持っていなかったので買いました(あとは紙・kindle版両方購入済み)。
 他のおすすめについては下記など参照。
d.hatena.ne.jp

言語・日本語関連

 金田一春彦大野晋の著書がいくつか対象になっていますが,私としては,特におすすめというものはありません。
 言語・日本語関連でこれはいいかもと思ったものは下記のものなのですが,

言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫)

言葉をおぼえるしくみ ――母語から外国語まで (ちくま学芸文庫)

これは私自身未読ですので,まず読んでみます。

そのほか

 個人的には,学部生の頃にはまった思い入れのある『クワイン』を買ってしまいそうです。

クワイン (平凡社ライブラリー683)

クワイン (平凡社ライブラリー683)

うまくできないのは「やる気/緊張感がない」から?

はじめに

 下書きしてる間に落ち着いたので公開はやめておこうと思ったけど,下記の記事にいらっときたのでやっぱり書いておく。

林芳正文部科学相は(中略)、大学入試センター試験で試験監督だった大阪大教授がいびきをかいたことについて「(中略)。緊張感をもって入試業務に取り組むよう、厳しく指導をした」と述べた
入試ミスの次は居眠り、阪大に文科相苦言 「大変遺憾」:朝日新聞デジタル

精神論?

 「緊張感をもって」というのはまあこういう時の定型句のようなものだとは思うが,このタイプの苦言というか咎め方には昔から引っかかっている。
 つまり,何かを失敗した,うまくパフォーマンスができなかった時に,「やる気がない」「緊張感がない」という言い方をすることである。
 お前はテレパスか。
 小学校高学年から大学生までずっと競技テニスをやっていたが,一番つらかった叱責がこの「やる気/緊張感あるのか」タイプだった。技術的な欠陥を指摘される方が何倍もましである。
 確かに,「やる気」がないことがパフォーマンスにネガティブな影響を与えることはあるし,ある程度振る舞いから推測することも場合によっては不可能ではないかもしれない。しかし,パフォーマンスに問題があったことから「やる気がなかった」ことを推測するのは一般的に容易ではなく*1,気軽にやっていいことではないし,あまり生産的な指摘にならないことが多いというのが私の実感である。
 類似表現に「集中してない」があるが,「集中する」には技術的な側面もあるので,場合によっては上記の表現よりましかもしれない。

体育会系的?

 「やる気」についての指摘は,下記のブコメにも散見される。
b.hatena.ne.jp
うまくパフォーマンスできなかった時に,「やる気あるのか」などと言うのは,一般的には「体育会的」とされる反応の1つだと思うがどうだろうか。
 たまに書いているが,大学の体育会系の部にも所属したことがあり,現在は研究者をやっている私の持論として「体育会的とされる特徴の多くは,実は様々なところに顔を見せるものであり,スポーツと結びついたものが「体育会的」と呼ばれる」というものがある(体験談はそれなりにあるが,それほど根拠があるわけではない)。こういう精神論的なものについてもそうだと感じることが多い。
 スポーツをやるとむしろ「やる気」なんかではどうにもならない領域が(たくさん)あるってことを痛感させられると思うんですけどね*2。ただそういうことを言うのが好きな指導者とかがいるってのも事実ではあります。

おわりに

 いらっとして書いたのであまりまとまりがない。
 このタイプの指摘はやめて,できるだけシステムとか仕組みとかの話をした方が良いのではないだろうか。

*1:比較すると,「緊張感」の方が「やる気」よりは外から判断できることが多いということはあるかもしれない

*2:確かに,気合いでなんとかしちゃってるように見えるタイプのプレーヤーってのもいるんだけど。

さいきんの東京にある駅のバリアフリー事情

 下記の記事に東京にある駅のバリアフリー事情がひどかったという下りが出てくるのですが,専門家でもなんでもない一使用者としてさいきんの印象を書いておきます。

さすがに大江戸線みたいなローカル線には期待してなかったけど、山手線まわりだったらもうバリアフリー整ってるかなーと淡い期待でいったんですがところがどっこい!山手線まわりでもエレベーターがどこにあるかわからん&大量にある階段にエスカレーターも皆無で毎回動き回る子供連れて&ベビーカー抱えて移動だけで死ぬかと思った。。。なんだよオリンピックにむけてバリアフリーにするんじゃなかったのかよ??(ひょっとして今年か来年中に大型改装する予定でもあるの?)多分エレベーターとか探せばあったんだろうけど10年ぶりくらいに来たから駅もデカすぎて探せねーよ。
東京オリンピックという壮大な茶番劇 追記あり

古いか新しいか

 むしろ,大江戸線のような新しくできた路線よりも,古くからある路線,駅ほどバリアフリー化に苦戦しているという印象があります。少なくとも一部の地下鉄では。
 子育てが始まってからは地下鉄ばかりでJRにほとんど乗らなくなってしまったのでJRの印象があまりないのですが,どうなんでしょうか。

進んでいるところも

 それでも,全体として改善は進んではいるのだと思います。
 さいきん気付いたところだと銀座線の上野駅で新しくエレベーターが設置されて便利になったところがあります。
 あと東西線神楽坂駅でエレベーター設置工事をしていた記憶があるのですが,もうできたでしょうか。
natsuko-nikki.at.webry.info

何が大変か

 子連れ,特にベビーカーでの電車移動は大変なので,検索するといろいろなまとめやサービスが見つかります。
mama.ekispert.com
ただ,実際に行ってみないと分からないことってけっこう多いんですよね。エレベーターまでにほんとにちょっとだけ段差や階段があってそれが大変だったり,エレベーターはあっても特定の入口・出口からでないと行けない(ということが現地に行ってはじめてわかる)ということがあったり…駅によっては構内の経路の様子をYouTubeにあげてくれている人がいたりしますけど,子連れ状態で困ったときにぱっと検索して見つけるのもなかなか難しいことがありまして。
 情報や対応策も重要ですし助かるのですが,やはりできればもともとの状況を改善してもらえるのが一番ではないでしょうか。

おわりに

 以前,こんな記事を書きました。
dlit.hatenablog.com
東京(の駅)って,困ったときに助けてもらえることもけっこうあるんですよ。でもそれってほとんどその人の優しさによるものなんじゃないかなあというのがさいきんの私の実感でして。困ったときでもその時近くにたまたま優しい人がいないとどうしようもないというか。あと通勤時間帯かどうかみたいな要因もありますけど(優しい人がさらに減る)。
 数年後の東京オリンピックも,(駅での移動に限らずさまざまな場面で)多くの「優しい人」の消耗の上にようやく成立するなんてことにならないと良いのですが。