dlitの殴り書き

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非常勤講師と専任教員という対比は効果的なのかなあ


 こないだ書いた記事とも関係ある話。

 年収1500万円とかまた一部の話を全体の話としても読めるように切り取って…と思ったら元記事には早稲田の話だということがちゃんと書いてある。

また低賃金そのものに対して不満があるというよりは、格差に不満があるんです。実は早稲田大学の1回目の団交で、専任教員の平均年収はいくらか聞いたところ、理事は「だいたい1,500万円くらいだ」と答えました。専任の先生でも6コマくらい持っているだろうと思うのですが、6コマ持っている専任教員は年収1,500万円で、10コマ持っている非常勤講師は年収300万円というのは、どう考えても合理的な説明のつかない格差です。
非常勤講師の三重苦=奨学金ローン地獄・高学歴ワーキングプア・人間破壊と生命の危機‐松村比奈子氏 (3/5)

 早稲田なら平均年収でもありうる数字かなーと思ったけど色々な条件で差が激しそう。比較するなら分布も見た方が良いと思うけど。
 あと専任教員には担当授業以外にも色々な業務があるのでコマ数だけで比べるとちょっとかわいそうじゃないかな。つかコマ数のところは推定なのね。6コマ越えてる人もいそうだけど。
 (特に専業)非常勤講師の待遇はほんと改善されるべきだと思うけど、そのために「専任vs非常勤」みたいな構図が持ち出される、特に「それほど働いてなくて悠々自適な専任教員」みたいなニュアンスを感じさせる書き方やタイトルの付け方や記事の切り取り方はあまり誰も幸せにならないやり方なんじゃないかなー
 まあ大学だと経営や運営にも教員が関わってるから実際に対立(の構図)ができるのはある程度仕方ないところかもしれないけど。
 その辺りのところは議論があるとしてもちょっとこのBLOGOSアカウントのツイートの切り取り方はひどいと思ったのでした。140字制限あるから仕方ないとしてもね。

参考