なんで大阪で見てる全国ネットのテレビで、横須賀ー池袋間のJR運賃の差についてのゲストの蘊蓄を長々と当然のように聞かされないといけないの? 東京の人って東京のネタは全国の人が興味あって当然とか思ってるんじゃない? というか東京のテレビ人はたぶんそういうことすら考えてないかもね。
— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2014, 8月 26
東京のテレビのこの意味での異様さは、東京圏から外で生活したことのない人には分かりにくいだろう。私は東京に12年、大阪に15年住んできたから、思うことはいろいろある。@Sukuitohananika 東京の全国ネットテレビの東京中心主義
— 森岡正博 (@Sukuitohananika) 2014, 8月 26
沖縄に帰ってテレビを見た時に感じることもあるし、「全国ネットのテレビ番組で取り扱われる内容が東京(圏)偏重である」ということにあまり異論はないのだけれど、そこから「東京の人って東京のネタは全国の人が興味あって当然とか思ってるんじゃない?」という推論をするのは(まあここでは疑問の形になっているけど)どうなんだろう。いくつか手順が必要なんじゃないだろうか。
ありうる推論としては
- 東京の人はすべて/ほとんど東京のネタは全国の人が興味あって当然と考えている -> その中から出てくるテレビに関わる人がそれに基づいた番組作りをする
- 東京の人はすべて/ほとんど東京のネタは全国の人が興味あって当然と考えている -> テレビに関わる人は人口が多い東京の人たちのその意向を反映して(あるいはそう推量して)番組作りをする
とかかなあ。たとえば「テレビに関わる人は東京のネタは全国の人が興味あって当然と考えている」だけなら、実際に東京の人が「東京のネタは全国の人が興味あって当然と考えている」必要はありませんよね。
昨日のエントリにもちょっと話がかするんだけど、一口に「東京の人」と言ってもそれこそホント色んな人がいると思うんですけどね。実際はどうなんだろう。そういう研究・調査ってあるのかな。